#PUBLICATION

2021.07.15

Graphic
Design
in Japan
2021

 毎年審査会を経て入選作品が選ばれるGraphic Design in Japan 2021が手元に届きました。今年は「バランバランパーテーション」と「マーラーパーラー」が掲載されています。なんとバランはえぐちりかさんのThis One!(審査員の方が全部の中から一つだけ選出する作品)で初めてのThis One!選出となりました。コロナ禍でデザイナーらしい物作りしようよと、事務所のスタッフと楽しみながら作ったプロダクトです。最近はチームで面白いものを作ることへの興味の遷移もあり、そのテストみたいにSTUDYとして考えていたもので、その1作目が初のThis One!となりとても嬉しく、久しぶりにテンションが上がったように思います。えぐちさん選んでいただきありがとうございました。今度スタッフとお祝いでもしようと思います。
 マーラーパーラーは見開き掲載で驚きましたが、JAGDA賞(部門の一番)の候補に挙がっていたようでこれも初で非常に嬉しく思います。複合部門という、一つのカテゴリーではなく、一連のプロジェクトをまとめて出品する部門でのJAGDA賞候補はブランディングの仕事が多いスタジオワンダーとしては大きな意味のあること。プロジェクトの全体のデザインレベルが高いことで、やっと伝わることもあるし、かなりリアルで現場感のあるブランドデザインでもここまでいけるんだと、自信を持ってプロジェクトを進める糧にもなります。改めて審査会で評価いただきありがとうございました。
 今年のブックデザインは札幌の工藤“ワビ”良平さん。ワビさんのデザインした年鑑に掲載されるのも感慨深く、新人賞受賞者の中には札幌から川尻さんもいます。川尻さん本当におめでとうございます。JAGDA賞候補を見ていると、札幌から森川さんの名前もあり、同世代の札幌のデザイナーに背中を押されるばかりで僕も頑張らないとな。と上を向いていけそう。この年鑑の美しい羊蹄山を見ると、いろんな人が上を向いて目指すものがあるんだと感じます。今年の年鑑は大切な一冊になりそうです。
 明日から東京ミッドタウンで展覧会も開催されます。コロナと仕事の状況で僕はいけるかわかりませんが、ぜひいける方は展覧会で日本のデザインの秀作を見てみてください。それでは。