ART DIRECTION:野村ソウ
GRAPHIC DESIGN:野村ソウ
GRAPHIC DESIGN:杉原茉侑
SIGN DESIGN:野村ソウ
INTERIOR DESIGN:森菜摘
CONSTRUCTION:物井工務店
SIGN CONSTRUCTION:ナカ工房
WOOD SIGN:木の家具 清水宏晃
STAINED GLASS:ニーウン・ペツガラス美術研究所
FLOWER DISPLAY:グラベル
PHOTO:古瀬桂

 自社のワンダークルーで運営している「薄野喫茶パープルダリア」のロゴデザイン、各種グラフィックデザイン、サインデザイン、店舗装飾の制作を担当いたしました。
 このプロジェクトではプロデュースも担当しているので業態開発から関わり、お店の軸となるコンセプトや店名、商品構成も野村が担当しています。ネーミングや業態開発の話はプロデュースのWORKSでアップする予定ですので、そちらもお楽しみに。
 ロゴデザインのコンセプトは「ススキノに咲く紫色のダリア」。ダリアの花言葉は、「優雅」「気品」「栄華」「裏切り」「移り気」「不安定」などとあります。花言葉がまるで夜の街ススキノを表しているようでした。ちなみに店名の「パープル」は紫が赤と青を混ぜた色であることから、男女が行き交う街ススキノを表現したもの。ススキノの街を写し出すように静かに咲く花をイメージしたネーミングに対し、「気品」「裏切り」「不安定」を感じるような少しグロテスクな形の花をシンボルとしました。過去に喫茶店の数々が西洋文化に憧れたスタイルであったように、今の時代の西洋文化を取り込んだような書体にすることで、行為・姿勢は昔ながらだけど表現は今という現代版の喫茶店作りを表現しています。
 花と男女や昼と夜をテーマにしたステンドグラスと、コーヒー豆を花のように見立てたサイン、OPEN/CLOSEの紫色のクリームがかかったようなサインもオリジナルで制作したものです。店内にある2つの絵はそれぞれ「燃える花」と「溶ける花」というコンセプトで描いたもの。デザイナーのみんなで共作したものです。グラフィックデザイナーなので、こういったペイントは普段はしませんが、作る過程がとても面白かったのでまた機会があれば描いてみたいと思います。シンボルマークをそのままツールやサインに展開することで綺麗にブレなく仕上げることもできますが、パープルダリアのようなお店では、世界観をより個性的に表現していくために、自由な表現の積み重ねて行く方が、面白いアイデンティティを作り上げていくと考え制作しています。「ススキノ」「繁華街」「喫茶店」「レストラン」「男女」「花」「食品サンプル」「昭和」というキーワードを混ぜ合わせ、すすきのらしく雑多に吐き出したような世界観が伝わると嬉しいです。
 ススキノに今は少なくなってしまった喫茶店ですが、トレンドをうまく取り入れた意匠のアップデートや継続的な商品開発をすることで、しっかりと経営していくこともできるのはないかと考えています。グラフィックデザイナーが深いところまでアートディレクションを行なった喫茶店の事例としても興味を持って見ていただけると、新しいお店の経営スタイルがより垣間見れるのかもしれません。

〒064・0806 札幌市中央区南6条西4丁目1番地11

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